飯田橋のふたばちゃん

作者:加藤マユミ(作画),横山了一(原作)

巻数:2巻(完結)

出版社:双葉社

掲載誌:Web漫画アクション堂→WEBコミックアクション

    →ITmedia ebook USER

発売日:2013/6/28~2014/4/26

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 内容

 集英ちゃん,講談ちゃん,小学ちゃん…マンガ業界の出版社を女子高生に擬人化した,ギャグ4コマです.成績優秀でアンケート至上主義の集英ちゃん,熱血でスポーツ万能な講談ちゃん,ヤンキーの秋田ちゃんなど,各キャラクターは出版社や雑誌の特徴そのままの性格です.

 作内でのネタは,有名作品のパロディから作者の引き抜きといったダークな裏事情までを扱っています.中にはネタにするのもはばかられるようなホットな事件まで...出版社からクレームが来てもおかしくない程のギリギリなネタのオンパレードです.

 ちなみに主人公の双葉ちゃんはこれといったとりえがないけれど,ツッコミ役として活躍します.

雑感

 「このマンガはフィクションです。登場する人物・団体等はすべて、実在の出版社とは一切関係ないはずです。」

 

・・・いやいやいやいや!

 

 この作品は,実在の出版社をネタにした限界ギリギリの問題作です.よく双葉社はこれをOKしたなぁと感心します.作中のネタは,「漫画好きなら殆どの人が分かる」レベルから,「そのジャンルが好きな人なら分かる」といったレベルです.漫画マニアを自覚する方は,どれだけ元ネタが分かるかチャレンジしてみるのも面白いと思います.

 4コマ関連では,ゆるい雰囲気でオチをつけない芳文ちゃん(容姿は「けいおん!」の平沢唯)が登場します.また,芳文ちゃん,竹書ちゃん,双葉ちゃんなどが集まり,誰が1番4コマが強いのか,という話をしたこともあります.その回では一迅ちゃんが登場しませんでしたが,せっかくなので一迅ちゃんも登場させてほしかったです.4コマ専門誌を出版している数少ない出版社ですからね.