いのち短し善せよ乙女

作者:土管

巻数:2巻(完結)

出版社:芳文社

掲載誌:まんがタイムきららMAX

発売日:2020/10/27~2021/11/27


内容

 冒頭でいきなり死んでしまった主人公、乙女。乙女は天国で神様から「一日一回、善行せよ。そうすれば蘇らせてやる」と言われます。ただし、ただ善行すればよいわけではありません。神様からもらった大鎚を振って、出てきたものを利用して善行しなければならないのです。「なぜそんな面倒なルールなのかって?その方が見てて面白いからじゃよ」(神)

 そんなわけで生き返った乙女は、神様の言いつけに渋々従い、一日一善を続けることになりました。さらに、サポート役として天使アンズェリカが下天しました。しかしこの天使、ただ状況を楽しんでいるだけのような?

雑感

 シンプルな画風とテンポの良いギャグが、昔懐かしいきららを思わせます。そうそう、こういうのが読みたかったんだよ!

 命がかかって必死な主人公と、状況を楽しんでいる神&天使の対比が面白くてクスリと笑えます。特に、主人公が時間内に善行を積めるかどうかで神と天使が賭けをする話が素晴らしく面白い。

 イラストもかなり自分好みです。先程はシンプルと書きましたが、キャラクターの表情がとてもわかりやすく表現されています。特に、コロコロ表情が変わる天使が可愛い。

 ここ最近のきららにはなかったタイプの作品だと思います。私自身かなり久々にきらら作品に手を出したのですが、これは買ってよかった。

この作品が

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平成生まれ/ハトポポコ(KR)

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ザ・ベスト

1巻42ページ右

天使の輪っかでワープしつつ段違い平行棒をするという発想が尋常じゃない。